もくじ
宮城・仙台の新名物「仙台づけ丼」をご存知ですか?「仙台づけ丼」は宮城県沖で取れる白身魚をはじめとしたさまざまな魚介と宮城県産のお米が味わえる贅沢な丼です。
仙台市がある宮城県沖はリアス式海岸と多くの島が点在する地形が魚の住処に適しているため、水揚げされる魚介類の種類が豊富な地域です。なかでも宮城県北部に位置する三陸・金華山沖は世界三大漁場としても知られ、水揚げされる魚の種類は200を超えるとも言われています。
そんな豊かな漁場で取れるさまざま魚介類をたっぷり味わえる、「仙台づけ丼」の有名店をご紹介します。お店それぞれが具や味付けに工夫を凝らした丼を提供していますので、ぜひ食べ歩きの参考にしてみてください。
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「づけ丼」と言えば「タレに漬け込んだマグロが乗った丼」のことをイメージする人も多いでしょう。それに対して「仙台づけ丼」は白味魚をメインとした地元産の魚介類を使用し、隠し味に仙台味噌を効かせたタレを使うのが特徴です。そのほかにも仙台づけ丼を提供する店には、以下の条件を満たすように義務付けられています。
仙台づけ丼のユニークなところは、紹介した仙台づけ丼を提供する際の条件にもあるように「各店独自性を出す」という点です。同じ「仙台づけ丼」というメニューであっても決められたスタイルはないため、ネタや見た目、価格までもさまざま。店舗ごとに工夫を凝らしたオリジナルの「仙台づけ丼」を味わえます。また、ネタは季節や仕入れによって変わるため、訪れる時期ごとに違った内容で楽しめるのも魅力といえるでしょう。
創業60年を超える老舗「富貴寿司」は元祖仙台づけ丼の店です。席はカウンターと3~20名まで座れる個室を備え、お一人さまでもファミリーでも入りやすいお店です。
仙台づけ丼をはじめ宮城の旬の魚や新鮮な料理を楽しむことができます。食材にあう地酒もそろえていて、飲み比べできる利き酒セットもおすすめです。
醤油をベースに昆布ダシ・みりん・酒などを加えた特製のタレで漬け込んだネタは、女川の銀鮭・ホッキ・ホタテなど、季節の食材を贅沢に使用しています。ネタとごはんの間に敷いた刻みガリがアクセント。
・具材例:マコガレイ、金目鯛、松川カレイ、銀鮭、あいなめ、かんぱち、ホタテ、いくら
・ご飯:宮城県大崎市産のササニシキを使用
・副菜:味噌汁
「お寿司と旬彩料理たちばな」は、昭和21年から営業している老舗寿司店のひとつ。2001年に和風の佇まいからレトロなインテリアとモダンなテイストが融合した、新感覚の店にリニューアルしました。メニューも熟練の2人の親方のもとに老舗の味を守りながら、ロール寿司や炙り寿司などの新しいメニューへの挑戦にも取り組んでいます。
「お寿司と旬彩料理たちばな」の仙台づけ丼は、白身魚の他にアジ・サンマ・タコがのるなど、ユニークなネタが豊富です。色鮮やかな宝石箱をイメージしたという「づけ丼」は、鮮やかな金糸卵の上に12種ものネタが乗せられ、見た目も内容も華やか。タレは隠し味に仙台味噌とアナゴのツメを使用しています。
親方が厳選したという16種類ものネタが乗った、贅沢な仙台づけ丼です。
・具材例:マグロ、ヒラメ、かんぱち、ホッキ貝、いくら、スズキ、ホタテ、鯛、アジ、タコ
・ご飯:大盛り無料
・副菜:お吸い物、自家製厚焼き玉子、焼海苔、(ランチタイムは味噌汁とデザート付き)
「寿司勝」では敷居の高くなりがちな寿司屋に気軽に来て欲しいとの思いから、お寿司メニューのほかにおでんや揚げ物などのメニューも準備しています。夜は宮城の地酒も提供しており、お酒のつまみにもぴったり。ランチではお寿司をリーズナブルに楽しむことも可能です。
地元産の魚を使用した3〜4種類の白身魚の漬けを赤身魚ではさみ、赤と白のコントラストが鮮やかな盛り付けです。だし巻き玉子と笹かまぼこも彩りのアクセントに。タレはしょうゆ、お酒、みりんをダシでたいて煮詰めたものに、コンブ、ねぎも一緒に入れて作っています。
・具材例:アイナメ、ヒラメ(こぶじめ)、キンメダイ(※通常、白身魚3種が入る)マグロ赤身、ゆでダコ、イクラ、たまご、ささかま(刻みわさび和え)、大葉、かんぴょう、きざみのり
・ご飯:宮城県産米
・副菜:小鉢、味噌汁、お新香
文化横丁内に位置する「新富寿司」では、季節の地魚を使った寿司や料理を楽しめます。店舗はカウンターがメインの作りのため、女性同士や若いお客さんでも入りやすい雰囲気です。人気の寿司ネタのひとつであるまぐろは、天然の本まぐろを一年中楽しめるように季節ごとに産地を変えて準備しています。
出典: まちくる仙台
季節ごとに旬の魚が変わるため、それぞれの魚に合わせた下処理をすることにこだわる新富寿司の仙台漬け丼。づけ丼に使用する魚が仕入れできない場合はメニューを休むこともあるため、仙台づけ丼を食べる目的で訪問の際は事前に確認しておくと良いでしょう。
・具材例:旬の白身魚4種(定置網漁で揚がったもの)、たまご、かんぴょう、ガリ、きざみのり
・ご飯:大崎市田尻産ササニシキ(契約農家で栽培されたものを使用)
・副菜:小鉢、味噌汁、デザート(ランチタイムのみ)
宮城県塩釜市に本店を構える「塩釜すし哲」の味を、駅ビルであるS-PAL(エスパル)内で楽しめるのが「塩竃すし哲S-PAL店」です。仕入れと味が抜群のネタは三陸の近海で獲れた魚介がメイン。仙台駅直結という便利な立地でいつでも新鮮な寿司を味わうことができます。
出典: まちくる仙台
新鮮なネタはもちろん、シイタケ・ガリ・煮穴子のツメを隠し味にしたごはんも絶品。飾り切りのきゅうりとネタの彩りが目にも楽しく、華やかな仙台づけ丼に仕上がっています。
・具材例:旬の白身魚、ヒラメ、鯛、ホウボウ、マグロ、いくら、きゅうり、たまご、刻み海苔
・ご飯:宮城県産ササニシキ
・副菜:お吸い物、デザート
仙台グルメといえば牛タンのイメージが強いですが、新鮮な魚介類もおすすめです。もし仙台で魚介類を食べるなら、仙台づけ丼を味わってみてはいかがでしょうか。店舗ごとに個性ある丼を楽しめるので、ぜひ自分好みの仙台漬け丼を探してみてください。
※この記事は2020年5月にマチしる宮城から移行したものです。