もくじ
『国営ひたち海浜公園』は茨城県ひたちなか市にある国営公園です。秋になると、コキアの紅葉が見られることで有名です。
まるっとしたコキアが無数に植えられていて、その葉が赤くなり、真っ赤なコキアが見られるんです!まだ紅葉には早い季節でしたが、子どもを連れて足を運んできました。
おすすめのスポットから子どもが楽しめるスポットまで、『国営ひたち海浜公園』をレポートしたいと思います。
『国営ひたち海浜公園』は総面積が350haにも及ぶ国営公園で、一年を通して様々な花が咲くことで有名です。
広大な面積の中に咲く春夏秋冬の花々はとても美しく、癒されます。
チューリップ、スイセン、ネモフィラ、コキアの見頃の時期になると、それぞれのキャンペーンイベントも開催されるため、その時期に行くのもおすすめですよ。
またジェットコースターや大観覧車があるエリアや、クレープやカステラなどが食べられるお店もあり、一日いても遊びつくせないほどです。
大人も子どもも楽しめる花いっぱいの広大な公園、それがひたち海浜公園です。
電車では、勝田駅を利用します。
下り線では品川駅から勝田駅まで特急で約85分、上り線ではいわき駅から特急で約60分で勝田駅に到着します。
勝田駅からはひたちなか海浜鉄道・湊線に乗り換えます。
阿字ヶ浦駅まで約30分で到着し、そこからバスに乗り換えるか、徒歩20分ほどでひたち海浜公園に到着します。
駅から20分ほどですので小さなお子さま連れだとちょっと遠く感じてしまうかもしれませんが、保育園年長さんから小学生くらいの子どもでしたら一緒に歩いて行くのも楽しいかと思いますよ。
車で行く場合のナビの設定は、「国営ひたち海浜公園」「茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4」「029-265-9001」で検索してみてください。
東京、宇都宮方面からは、北関東自動車道から常陸那阿有料道路のひたち海浜公園ICを降りてすぐです。
いわき、仙台方面からは、常磐自動車道の日立南太田ICから国道6号線を水戸方面に向かって走り、孫目十字路を左折し、県道31号線を直進するとひたち海浜公園に到着します。
または東海スマートICを降り、県道62号線から二軒茶屋を右折し、国道6号から孫目十字路を左折し県道31号を直進し到着です。
勝田駅からバスを利用する方法もあります。
その場合は、JR勝田駅東口から出ている茨城交通バス2番のりばから乗車し、海浜公園西口か南口で下車します。約20分前後で到着します。
混雑している時期、5月までの週末やGWは増便されるようですので安心して利用できそうですね。
通常の入園料金は、以下の通りです。
・大人(高校生以上):450円/団体290円
・シルバー(65歳以上):210円
『国営ひたち海浜公園』には、子どもが楽しめるアトラクションや家族で遊べるゴルフガーデンなどが集まった「プレジャーガーデンエリア」があります。
・のりもの券:100円~
・のりもの1日フリーパス:4,400円
年間パスポートの料金は以下の通りです。
・大人:4,500円(駐車場券付きの場合は6,600円)
・シルバー:2,100円(駐車場券付きの場合は4,200円)
通常料金、年間パスポートともに、入園する際に購入する事ができます。
年間パスポートは入園ゲートでの提示で本人1名だけが無料となります。
『国営ひたち海浜公園』では、年に数回無料で入園できる日があります。
・こどもの日:小・中学生のみ無料
・春季における都市緑化推進運動期間:全員無料
・敬老の日:65歳以上のみ無料
・秋の都市緑化月間:全員無料
日にちなどの詳細は公式サイト「無料で入園できる日」をご確認ください。そのほか、ホームページ限定のお得なクーポンも色々あります。公式サイトから入手できますので、ぜひご利用ください!
・普通車:520円(年間パスポート提示で420円)
・二輪車:260円(年間パスポート提示で210円)
・大型車:1,580円
『国営ひたち海浜公園』の営業時間は以下の通りです。
詳しい営業時間については公式サイト「開園日カレンダー」をご確認ください。
・3月1日〜7月20日:9時30分〜17時
・7月21日〜8月31日:9時30分〜18時
・9月1日〜10月31日:9時30分〜17時
・11月1日〜2月末日:9時30分〜16時30分
休園日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は火曜日になります。
土日でも、混雑しすぎてゆっくり見られなかったということはないです。
ただ、4月から5月のスイセン、チューリップ、ネモフィラ、10月のコキアが見頃の時期は無料バスも運行しているほどなので、混雑が予想されます。
たくさんの花と緑に囲まれた『国営ひたち海浜公園』。
この広大な公園には、遊園地のエリアや体験教室もあるんです!
楽しいスポット満載のひたち海浜公園から、見どころをいくつかご紹介したいと思います。
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
みはらしの丘はひたちなか市で一番標高の高い場所になります。
ここでの見所はなんといっても、一面の空と一面のネモフィラでしょう!
4月の下旬から5月の中旬に行けば、青い空と青い海、そして青いネモフィラを同時に見る事が出来るんです!
これは他では味わえない、まさにここでしか体験できないので、これを見ると感動する事必至。
時期によって表情を変えるみはらしの丘は楽しみの一つですね。
ここでは緑を堪能する事ができます。
主体の樹林は「アカマツ」と「クロマツ」です。
地面には様々な種類のコケや地衣類、観察池はカワセミなど、まさしく自然を肌で感じる事ができる空間です。
ここには準絶滅危惧種に指定されている「オオウメガサソウ」が自生していて、6月ごろには観察会も行われています。
この機会に一度見ておきたい方は行ってみてください。
こちらのエリアは大草原があり、その面積はなんと約8ha。
広大な草原でボール遊びやかけっこなど、なんでも思いっきりできますよ!
また林間アスレチック広場があり、13種類ものアスレチック遊具で遊ぶ事ができます。
うちの子が一番興奮したのはこのアスレチック広場ですね。
何時間も遊んでいられるような感じで、すごく楽しんでいました。
ただ他にもたくさんの子どもがいるため、遊び方のマナーを守らないと怪我をしてしまいそうで少し心配でもあったので、お子さまからは目を離さないようにしましょう。
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
ここには砂丘ガーデンがあり、海と植物に囲まれながらゆっくりした時間を過ごす事が出来ます。
日々の溜まった疲れやストレスをリフレッシュ出来る場所でもあります。
また、このエリアの中心的な施設「グリーン工房」では、園内の自然な素材を使用したセルクラフトを楽しむことができます。
このエリアはまさしく子どものためのエリアと言ってもいいでしょう!
観覧車から水遊び場、360度滑り台のマウンテンスライダーなど子どもが大好きな遊びがいっぱいあります。
アスレチックと同じくらいうちの子が興奮していたエリアがここですね。
BMXコースもあり、中には初心者向けのコースもあります。
お子さまと一緒にBMXに乗って滑走するのも気持ち良いのではないでしょうか。
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
プレジャーガーデンには、子どもが大好きな水遊びができる「水遊び広場」があります。
幼児用のジャブジャブ池もあり、小さな子どもでも安心して水浴びが出来ます。
また、地面からいくつも吹き上がる噴水広場や水のトンネルもあり、子ども達がキャッキャ言いながら思いっきり楽しんでいました!
ここを利用したい場合は水着を忘れないように持っていきましょう。
『国営ひたち海浜公園』の西口には翼のゲートと呼ばれている入口があります。
これが公園のシンボルのようなものなのかなと思いますが、この翼のゲートをくぐっていけば、そこにはもう公園が広がっています。
この翼をバックに写真を撮ろうと思ったのですが、翼が大きすぎて写真に入りきりませんでした。
何はともあれ、このゲートに来ると海浜公園に来たなという感じがしますね!
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
9月下旬から10月中旬は、みはらしの丘が真っ赤になる時季です。
その原因は丘一面のコキアです! コキアの下にはコスモスも咲いていて、コキアとコスモスのコラボレージョンを見る事ができます。
『国営ひたち海浜公園』の一番の見所でもあるコキアの紅葉は、何度見てもすばらしいと思います。10月中旬以降が一番真っ赤な色をしていてコスモスも満開ですので、この時季が見頃なのではないかと思います。
今回訪れた時はまだ紅葉に色づく前でしたが、どこまでも続く緑色のコキアを見ることができました!
紅葉の時季が楽しみです♪
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
みはらしの丘の北側にある「沢田湧水地」は特殊な地層となっており、地下に水を通しにくい層が存在し、雨が降る事によって雨水が湧き出し湧水地となっている珍しい地層の場所です。このような環境の場所を観察する事は普段なかなかないと思うので、この機会に観察をしたいですね。
バーベキュー広場では、公園からもっとも海に近いゲートからすぐの場所にあるスポットでバーベキューを楽しむ事ができます。こちらは予約制となっていますので、9時30分〜閉園の1時間前までに電話にて予約をしましょう。
鉄板やスポンジ、洗剤などは無料で貸し出しを行ってくれますが、包丁やまな板、食器類の貸し出しは行っていませんので、忘れずに持参するようにしましょう。
また、木炭は販売していますが、ホームセンター等で購入していった方が安いかもしれませんね。
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
『国営ひたち海浜公園』では様々な体験学習が出来るようになっています。
その中には事前の申し込みが必要なものもありますので、行く前にチェックしておきましょう。
夏には昆虫の標本作りや古民家での昔の暮らし体験、冬には巨大地上絵の制作や正月行事など、季節によって開催されているイベントも様々です。
また野外ではツリークライミングの体験もできますよ。
一緒に体験する事で大人も学べる事がありますし、共感出来る事も多々あると思うので、これはおすすめです!
公園内には食事するところがたくさんあります。
今回は海が見えるカフェテラス「グラスハウス」に行ってみました。店内からの眺めは最高で、自然に囲まれた海を眺めつつ、コーヒーを飲んでゆっくりした時間を過ごしていると、何もない空間に来ているみたいですごくリラックスできましたよ!
他にも昼食が食べられるレストランから、ちょっと休憩がてらコーヒーが味わえるカフェ、それにクレープやカステラなどのデザートまで、たくさんのショップがあります!
どれもおいしそうで迷ってしまうくらいですね!
出典: 国営ひたち海浜公園 公式HP
公園内では「ショップサンサン」と「ショップサンライズ」でお買い物をする事ができます。
サンサンは中央ゲートから入ってすぐの場所にあります。
どちらも地元の名産品からオリジナルグッズ、子ども服まで販売しています。
ショップサンサンは開園日の15時まで営業、ショップサンライズは土日だけの限定営業で、時間は閉園の15分前までとなっています。
それぞれ営業時間や営業日が違いますので、間違いのないよう気をつけてくださいね。
トイレはいたるところに設置されていますので、トイレ探しで困る事はほぼないのではないかと思います。
また、車椅子用のトイレも数多くあります。
トイレは常に清掃されている感じで気持ち良く利用する事ができました(混雑時はどうなるかわかりませんが、比較的清掃はされているのではないでしょうか)。
授乳する場所は園内に5箇所ほどあります。こちらも数が足りなくて困るといった様子はないのではないかと思いますが、混雑時は余裕を持って授乳などしてあげておいた方が、万が一のときを考えると安心かもしれません。
授乳室はゆったりとしていますので、ついでにお母さんの休憩もできて一石二鳥です!
オムツ交換台付きのトイレも園内のあちこちにあるので、こちらも困ることはないかと思います。
ベビーカーは無料貸し出しが行われていますが、予約はできませんので、空きがあれば利用できるといった状態です。
貸し出しは、中央ゲート、西ゲート、海浜ゲート、南ゲートの4つのゲートで行われています。
台数も150台ほどあるので、よっぽどでない限りは利用できないといった事はなさそうで安心です。
園内はかなり広くなっています。
1日かけて回っても回りきれないくらいの広さなのではないでしょうか。
そんな園内を歩いていると疲れてしまう時もあります。
ベンチや公園の芝生など、休憩出来るところはたくさんあるので、疲れた時は座って一休みするといいですよ!
大草原のような広大な芝生の場所では寝転がっての休憩もできます。
ベンチよりも広々として休憩には良い場所かもしれませんね!
『国営ひたち海浜公園』でいっぱい遊んだ後は、鮮魚店などが軒を連ねる「那珂湊おさかな市場」に行ってみるのをおすすめします。鮮魚や干物を売っている物販店だけでなく、食事を楽しむことができるお店もたくさんありますよ!
すぐ目の前の海で獲れたばかりのお魚を、お寿司や海鮮丼で新鮮に頂くことができるんです!
またすぐ近くには阿字ヶ浦海水浴場もあります。
夏には花火大会も人気で特大スターマインなどが打ち上げられます。
ひたちなか市から大洗町には、海沿いに温泉施設も立ち並んでいます。
ひたち海浜公園で遊びまわった後、1日の疲れをゆっくりと癒すには最適ですね!
『国営ひたち海浜公園』は大人から子どもまで思いっきり楽しむ事が出来る場所です!
子ども達にはアスレチック広場や水浴び場など、大人の方には一度はコキアの紅葉を見てもらいたいと思います。
ここでしか見られない植物、ここならではのものもたくさんあります。
季節ごとに違う花が見られたり、違うイベントが開催されたりしているので、何度行っても楽しめます。
次のお休みにはぜひ、『国営ひたち海浜公園』に行ってみてはいかがでしょうか?