もくじ
無料の動物園って、あんまり動物も居なさそうだし、ちょっと期待できないんじゃない…?なんて思ったら大間違いです!たくさんの動物が見れて、触れ合えて、オトナもコドモも満足すること間違いなし。野毛山動物園を徹底的にご紹介します!
野毛山動物園は1951年(昭和26年)4月1日に開園した動物園です。
横浜市西区にあり、JR桜木町駅から徒歩15分ほどで行けるので、都会のオアシスとして家族連れやカップルからも人気の場所です。
園内にはキリンやライオン、チンパンジーなど親しみのある動物をはじめ、は虫類や鳥類など約100種、1500点の動物たちが飼育されています。
園内は1~2時間ほどで散歩感覚でひと回りできるほどの広さです。自然豊かなので季節の花々も楽しむことができます。お弁当を持ってきて家族でピクニック気分でのんびり過ごすのもいいですし、園内にはカフェテリアや売店もあるので手ぶらでも大丈夫。
半日あれば動物園を十分満喫できるので、横浜観光のプランに組み込んで、一日で動物園に赤レンガ倉庫に中華街!で家族全員大満足な充実した一日を過ごすことも可能です。
動物との距離も近いのでじっくり観察できますし、モルモットなどの動物とふれあえる広場もあります。見て触って、五感をフルに使って過ごす一日は、お子さんにとってもお父さんお母さんにとっても、とても有意義な一日になるはずですよ。
徒歩で向かう場合、最寄り駅はJR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅と京浜急行線「日ノ出町」駅の二つ。
「桜木町」駅からは徒歩15分、「日の出町」駅からは徒歩10分とどちらも距離があるため、ベビーカーを使用する際は少しキツイかもしれません。
また、横浜駅からも野毛山動物園行きのバスが出ています。
横浜駅東口を出て「そごう」の1階にある、3番のりばから横浜市営バスの89系統「野毛山動物園経由 一本松小学校行き」に乗車しましょう。
所要時間としては約15分程度(運賃:220円)で到着することができます。
■時刻表はこちら
→横浜駅からのバス時刻表
桜木町駅前のバス停から市営バス89系統「一本松小学校」行きに乗り、「野毛山動物園前」で下車。
■時刻表はこちら
→桜木町駅からのバス時刻表
野毛山動物園までは首都高速・横羽線の「みなとみらい」出口を出て車で10分ほどです。
野毛山動物園には専用の駐車場はありません。
車を利用しての来園の場合は、近隣にある有料駐車場を利用しましょう
野毛山動物園の入場料はなんと、無料です。もちろん子どもだけじゃありません。大人も子どもも、横浜市民でなくても無料ですので、すごくありがたいですよね。
運営は横浜市の外郭団体である財団法人横浜市緑の協会に任されてます。
春休みや夏休みなどの長期休暇はやや混雑しますが、それでも激混みにはなりません。土日は家族連れやカップルで賑わい、平日は子連れのママ達がのんびりと楽しむ、といった具合です。
土日しか休みが無いから、早起きして混む前に到着するぞ!といって気負いなく、家族のペースで訪れられるのはいいですね。特に小さなお子さんがいると予定した時間通りに出発するのは難しいですよね。
ひとつ注意が必要なのは、小動物達と触れ合えるふれあい広場を利用する時です。土日や長期休暇の際は整理券が配られ、時間により入れ替え制となります。
野毛山動物園の人気者といえば、インドライオンのオス・ラージャー。
飼育員さんに育てられたこともあり、迫力のある見た目とは反対にとても人懐こい性格なのだそう。
【開園時間】9:30~16:30(入園は16:00まで)
【休園日】毎週月曜日(月曜が祝日にあたる場合は翌日休み)、年末年始(12月29日~1月1日)
※5月と10月は無休で営業
それでは早速動物たちをご紹介していきましょう!
野毛山動物園は都市部にある動物園にしては飼育数が多いことが魅力です。
また動物たちとの距離も近いのでじっくりと観察してみてもよいでしょう。
出典: 野毛山動物園 公式HP
室内には、飼育員さん達に育てられたラージャーの成長記録が展示されています。ラージャーが小さい頃に、ちょうちょを追いかけて展示スペースの溝に落っこちたというおっちょこちょいエピソードなんかも紹介されていました。
野毛山動物園の小さなアイドル、レッサーパンダです。2匹飼育されていて名前はケンケン(オス)とキンタ(メス)です。
キンタという名前なのでオスかと思いきやまさかのメス!というのも実はオスとして中国の動物園から来園し、キンタと名付けた後に実はメスだったと発覚したそうです。
レッサーパンダのエリアではお食事タイムを公開しています。
毎日13:15~からスタートするので、この時間をねらっていってもいいですね!
横浜に3つある動物園の中で、ミナミコアリクイが見れるのは野毛山動物園だけです。
現在野毛山動物園にいるミナミコアリクイのオスの「アサヒ」は、2014年5月1日に上野動物園で生まれました。
横浜に3つある動物園の中で、ミナミコアリクイが見れるのは野毛山動物園だけです。
現在野毛山動物園にいるミナミコアリクイのオスの「アサヒ」は、2014年5月1日に上野動物園で生まれました。
アサヒは2016年3月14日に野毛山動物園に来園し、4月2日から一般公開になりました。
この日、アサヒはお昼寝中だったので、お尻しか見ることができませんでした。
元気に動くアサヒを見たい方は、是非お食事タイムの時間に合わせて見に行ってみてくださいね。
お食事タイムは毎週土日14:00からです。
アミメキリンは2頭展示されています。
名前はそら(オス)とモミジ(メス)。2年半ほどの間そらくんは一人暮らしだったそうですが、2016年11月にモミジがやってきて、現在は2頭で暮らしています。
日本では野毛山動物園でしか見ることができないとっても稀少な鳥です。ニューカレドニア島だけに生息し、絶滅危惧種にも指定されています。体長は60㎝ほどで冠のように長い頭の羽がキュートです。
出典: 野毛山動物園 公式HP
野毛山動物園でも特に大人気のエリアといえば『なかよし広場』。
モルモット、ハツカネズミに触れ合えることができます。
なかよし広場では前の部(10:00~12:00)と午後の部(13:30~15:30)に分かれており、週末や春休み、夏休みなどの混雑する長期休暇期間は整理券が配布されています。
※整理券は午前の部: 9:45~、午後の部:12:00~から、なかよし広場で配布されています。
整理券を貰う時、入場の時間は選べないためご注意ください。
土日祝日や長期休暇期間は20分/回(説明5分+ふれあい15分)と制限がありますが、除く平日にお越しの際は、基本的に開催時間内で入場自由です。
触れ合いが出来る動物は、モルモット、ハツカネズミです。
訪れたときは鳥インフルエンザ対策を実施中だったのでこの二種類の動物しかいませんでしたが、普段はひよこやにわとりとも触れ合うことができます。
まずはモルモットを抱っこ。
専用のおざぶとんを膝において、3歳の娘が大喜びでモルモットをなでなでしています。
野毛山動物園ではひだまり広場にあるカフェレストランが1店と入園口すぐの売店で軽食と買うことができます。
子どもに人気の「キッズプレート」(税込680円)も用意されています。
小さなくまのぬいぐるみも付いてきてこの値段はかなりお得だと思います。
ひだまり広場屋内休憩所の中には、電子レンジもあるので、離乳食を温めることもできます!
また、入園口の売店では「肉まん」(税込350円)や「チュリトス」(税込310円)、「たいやき」(税込160円)などが買えました。
ひだまり広場は芝生なので、レジャーシートを敷いて持参のお弁当を食べることもできます。
また動物と触れ合えるなかよし広場の前には、食事や休憩が出来るよう、テーブルとベンチのあるスペースが整っています。
この他にも食事が出来るスペースは園内にたくさんありますので、是非地図で確認してみてください。自然がいっぱいの園内ですので、季節の花を楽しみながらお弁当を持ってピクニックするのもとても気持ちが良さそうです。
野毛山動物園のお土産を買うならここ!動物園出入口にある売店、なかよしショップです。お菓子はもちろん、ぬいぐるみやステーショナリーなども販売しています。
小さなお子さんにはぬいぐるみが人気だそうです。
特によく売れている人気のぬいぐるみはこちらのペンギン、うさぎ、レッサーパンダだそうですよ(税込1296円)。
ハンドパペットとして遊べます。動物園で実際に見たものなので親近感が湧くのかもしれません。
お土産として人気なのはやっぱりお菓子ですよね。人気なのがこちら、動物のイラストが可愛い「ワッフルクッキー」。20枚入って税込648円ですので、ばらまきにもおすすめです。
お子さんに人気なのはこちらの「どうぶつビスケット」。ハンドバック型の箱が可愛らしく、動物型の消しゴムのおまけ付きです。税込410円です。
おまけは象の親子の消しゴムでした。
どちらの商品も優しい味で美味しくいただきました。野毛山動物園に遊びに行ったお土産にぴったりですよ。
野毛山という山にある動物園だけあって、園内は坂や階段が多いので可能ならばベビーカーを預けて家族で歩いて園内を周るのがおすすめ。
ベビーカー置き場は動物園入口からすぐ、入って左手にあります。
もちろんベビーカーのままでも園内は見れるようにバリアフリー化されているので安心してくださいね。
ベビーカーの貸し出しもあります。必要な時は入口案内所の係員に声を掛けましょう。無料で利用できます。
ただし、貸し出しできるベビーカーはB型で、7ヶ月〜24ヶ月のお子様が対象です。利用できる台数は7台のみ。数に限りがあるので注意が必要です。
授乳室は、動物園入口から入ってすぐ右手!オシドリ・トキの仲間を展示しているバードゲージの隣にあります。
授乳や赤ちゃんの食事、おむつ交換に利用することができます。
粉ミルク用のお湯が用意されていますし、電子レンジも設置されていますので離乳食を温めることもできてとても便利。
授乳室はカーテンで仕切られた個室が2つ用意されていて、赤ちゃんもママも安心して利用できます。
この授乳室以外にも、おむつ交換台は入園口、フサオマキザル展示場前、なかよし広場横の3ヶ所のトイレに設置してあります。
おむつやおしり拭きが急に足りなくなって困った!という時も慌てなくて大丈夫。動物園入口の売店で販売されているのでもしもの時も安心です。
動物園入園口の横に、200円のコインロッカーが6個、300円のコインロッカーが4個設置されています。
子連れでお出かけするとついつい荷物が増えたりします。
動物園を目一杯楽しむためにも不要なものはコインロッカーを利用して、身軽になって楽しんでください。
来園当日のみ預かってもらえますので、忘れ物のないようにお気を付けください。
もしも迷子が発生した場合や、迷子を発見した場合は近くにいる動物園スタッフに声を掛けましょう。もしくは、動物園入口案内所か管理事務所(レッサーパンダの向かい)に問い合せましょう。
ご家族で、迷子になったときどこで待ち合わせるかを打ち合わせたり、お子さんがスタッフの方に声をかける練習をしたりしておくと、もっと安心ですね。
園内には動物の展示ごとに番号が振り分けられていて、動物の絵が載った地図も見やすいので、待ち合わせもしやすいです。
休憩できるベンチや自動販売機もたくさん設置されています。お子さんやお父さん、お母さんが疲れてきたらぜひ利用して、無理のないように園内で楽しんでくださいね。
まず、野毛山動物園らしい写真が撮れるスポットをご紹介します。
チンパンジー、マントヒヒの暮らす類人猿舎からひだまり広場に向かう道に、可愛らしい動物たちのパネルが置いてあります。
横浜ランドマークタワーも見えるので横浜らしい景色を感じながら、大きな動物パネルと一緒にお子さんも楽しく記念撮影ができるはずですよ。
もう一箇所、野毛山動物園に来たらぜひ訪れて写真を撮りたいスポットをご紹介します。特に男の子は大喜び!?
動物園管理事務所から道づたいに歩いてすぐ、かつて横浜市内を走っていた路面電車が展示されています。
明治37年から横浜市内各所を走り、昭和46年に廃線となった歴史ある電車です。
レトロで重厚感ある車体にお子さんも喜ぶこと間違いなし!展示されている電車の中にも入ることができるので、ぜひここで記念撮影をしておでかけの思い出にしたいですね。
1926年に開園した歴史の長い公園で、野毛山動物園自体がこの野毛山公園内にあります。
野毛山動物園入口からつながる吊り橋風の歩道橋を渡ると…(この橋は有名なインダストリアルデザイナーである柳宗理のデザインです)
大きな芝生広場が広がっています。
無料で利用可能はバスケットボール専用コートが2面あります。
その奥には展望台があります。
展望台からの景色はなかなかの素晴らしさ。野毛山公園は高台にあるので、横浜市街から海までを見渡すことができます。
芝生広場を抜けてさらに進むと、子どもたちにうれしい滑り台などの遊具広場があります。
住所:〒220-0032 神奈川県横浜市西区老松町63−10
電話番号:045-231-1307
公式サイト:http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/yokohama/nogeyamahana.html
横浜市内で最大の図書館です。
地下1階から地上3階まであり、音楽映像ライブラリーや「こどもの本コーナー」など子どもから大人まで満足できる、幅広い蔵書を利用することができます。
動物園から桜木町駅に向かう途中にあるので、帰り道にふらっと立ち寄ってみてもいいかもしれません。
住所:〒220-0032 神奈川県横浜市西区老松町1
電話番号:045-262-0050
公式サイト:http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/central/
野毛山動物園の周辺(徒歩5分圏内)にスーパーやコンビニはありません。動物園の最寄り駅の桜木町駅や日ノ出町駅周辺にあるので、駅周辺で買い出ししておくことをおすすめします!
野毛山動物園では無料の動物園でありながら、有料の動物園と遜色無く楽しめるすごいスポットです。
動物の展示方法が工夫されていたり、動物への関心が高まるようなポスターが設置されているなど、クオリティも申し分ありません。
都会の真ん中にありながら、豊富な緑に囲まれて、ゆっくりとした時間の流れる空間はまさに都会のオアシス的存在。
次のおやすみには子どもや家族、友人、恋人、大切な人を誘って野毛山動物園に遊びに行ってみませんか。
たくさんの動物たちと、きっと楽しい時間を過ごせますよ。
名称:野毛山動物園
住所:神奈川県横浜市西区老松町63-10
電話番号: 045-231-1307
営業時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日
公式ホームページ:http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/