もくじ
房総半島南端を走るいすみ鉄道。菜の花畑を走っていることや、近年はムーミン列車を運行していて、観光の目玉になっていることなど、ご存じの方も多いかと思います。東京や首都圏から比較的近いところにあり、自然豊かな光景の中をムーミン列車で走る事が出来るという、親子連れで行っても楽しめる場所です。とくに、ムーミン好きのお子様にはお勧めです。
いすみ鉄道は房総半島の上総中野駅~大原駅間、14駅を走るローカル線です。
観光スポットとして人気を集めるディーゼル電車なんですよ。
具体的な停車駅についてはこちらの路線図をご覧ください。
出典: いすみ鉄道株式会社 公式HP
いすみ鉄道に乗りに行くには、鉄道、車、バスの3つの行き方があります。
鉄道で行く場合、東京方面からJR外房線大原駅まで行くルート、JR内房線五井駅から小湊鉄道で上総中野駅まで行くルートがあります。
バスは、東京駅からいすみ鉄道本社のあるデンタルサポート大多喜駅まで走っています。また、旅行会社主催のツアーバスなども、適宜運用されています。
さらに平成27年からは、品川や羽田空港からの直行バスも運行されています。http://www.town.otaki.chiba.jp/news/index.cfm/detail.9.5775.html
日本全国どこから来ても、いすみ鉄道へ直行できますから、遠くから来る方にはお勧めですね。
車ですと、東京方面から東京湾アクアラインを走って、館山自動車道、国道409号、297号経由でデンタルサポート大多喜駅へ着きます。
デンタルサポート大多喜駅近くには、町営の有料駐車場があり、駅は目の前です。駐車料金などは以下でご確認ください。
http://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/6,233,25,html
また、風そよぐ谷国吉駅には、無料駐車場があり、20台まで駐車できます。
私は今回車で行きましたが、千葉県内の道路の混雑もあり、3時間以上もかかってしまいました。
千葉県の国道16号や千葉市周辺はいつでも混んでいますので、のんびりと休みながら行くには、列車で行くのがいいかもしれません。
私がいすみ鉄道に乗車したのは、デンタルサポート大多喜駅からです。
駅近くの町営駐車場には、平日にもかかわらず何台かの観光バスも停まっていて、シニアの観光客の人たちの姿も見えました。
列車は1時間に1本くらいしか走っていないので、列車が来るまでは売店を見たり、駅周辺を散策したりして過ごします。
大多喜は江戸時代以来の面影を残す町で、「小江戸大多喜」と呼ばれています。
駅の佇まいも、そこはかとなく歴史の息吹を感じさせてくれますね。
駅と道路を挟んで正面には観光案内所があり、売店や休憩所があります。
ここでいろいろなお菓子やお弁当を買ったりして過ごすのも良いですし、大多喜の町並みを眺めながら散策して過ごすのもいいですね。
駅から歩いて15分くらいのところには、大多喜城があります。
大多喜高校を通り抜けて少し上り坂ですが、ゆっくり歩いて行けば大丈夫です。
城のあるところは高台になっていて、ここから大多喜の町を望むことができます。
2017年10月現在、いすみ鉄道の初乗り料金は180円です。
終点の大原駅から上総中野駅まで乗ると720円です。
ちなみにいすみ鉄道では乗車したとき整理券をとって、降車するとき料金を支払うシステムです。
ほかに乗り降り自由の1日乗車券が販売されており、旅行に使うならこれが断然お得です。
大人1,000円、小人500円で、いすみ鉄道区間内であれば、上り線、下り線、どこで乗っても降りても、何度乗っても構いません。
いろんな駅に途中下車してみたり、お気に入りの駅を見つけてまた戻ってみたり…。
存分にいすみ鉄道を堪能してください!
いすみ鉄道は午前6時前後から午後22時前後まで、ほぼ1時間に1本の頻度で運行しています。
ですので何度か乗り降りしながら鉄道の旅を楽しみたい場合には、手元に時刻表をおいておくことをおすすめします。
土日には急行列車も走っています。
この列車は上り・下りともに大多喜~大原駅の間のみ急行となり、その他の区間は各駅に停車します。
急行に乗るためには通常の乗車券のほかに大人300円・子供150円の急行券が必要となります。
指定席を利用する場合にはさらに300円の指定料金がかかります。
時刻表や旅のプランと合わせて、利用を計画してみてください。
いすみ鉄道では、車体にムーミンが描かれたかわいいムーミン列車と、エンジンで動く昭和の国鉄型気動車「キハ」車両が走行しています。
赤い「キハ」と黄色いムーミン列車。
鉄道マニアならずとも両方乗りたくなりますね。
ホームで待っていると、いよいよ列車が到着しました。
みんな列車に向かって歩いて行きます。この黄色い列車は、2009年から走っているムーミン列車です。
どうしてムーミン?と不思議に思いますよね?
いすみ鉄道の社長ブログによると、ムーミン谷もいすみ鉄道もお花畑の中にあるという共通点や、自然を愛し家族も仲良く、お互いに尊重しあって生きているムーミンたちへの思いなどがその理由にあるそうです。
黄色い列車はおしゃれで目立ちます。
列車の外側にも、内側にも、いろんなところにムーミンたちがいます。
出発する時間になってもホームで写真を撮っている人も多く、なかなか乗ってくれません。
定刻を少し過ぎてから、運転士さんや地元のボランティアの人らしき人たちが観光客を急かして、何とか出発出来ました。
ムーミン、大人気ですね。
今日は平日にもかかわらず、たくさんの人がいます。沿線に暮らしている人たちの生活の足でもあるいすみ鉄道ですが、菜の花のシーズンだということもあり、たくさんの観光客が訪れているのかもしれません。
列車が出発しました。
車内は満席です。観光客の人たちは席を立っている人も多いです。車窓から見える風景を撮影するためでしょうか、ほとんどの人たちがカメラを構えています。
春先、菜の花が見ごろを迎える季節のいすみ鉄道は特にきれいです。
いすみ鉄道が走る房総半島の中程、およそ26.8キロの区間の半分ほどに菜の花が咲いているそうです!
菜の花の見頃は、3月中旬から4月中旬だそうです。
わたしもそれに合わせ、少しあたたかくなってきた3月下旬に訪れました。
菜の花シーズン、まっさかりです。
上り列車に乗ってしばらく行くと、右手側の土手一面が菜の花に覆われているところを通りました…!
一面が黄色の光景は息をのむほど綺麗でした。
観光列車ということもあり、速度はゆっくりめで、運転士さんもたびたび車内放送で菜の花の見えるポイントなどを教えてくれます。
そのたびに車内では、カメラを構えた人たちが、右側に行ったり左側に行ったりしています。
窓外を見ると、あちらでもたくさんのカメラマンが、電車を撮ろうとこちらに向けてカメラを構えているのが見えました。
車内も観光列車ということで、トイレも完備され快適です。
ちなみに駅にはトイレがないところも多いのでお気をつけください。
駅と駅の間はだいたい数キロほどしか離れていないので、数分で次の駅へと着きます。
ちなみに始発から終点まで乗っても、1時間かからないくらいで着いてしまいます。
1日フリー乗車券を使って、降りたい駅で降りて周遊するといいですね。
わたしもいくつかの駅に下車してきましたので、少しご紹介します。
最初に下車してみたのは城見ヶ丘駅です。
駅の周辺にも、たくさんの菜の花が咲き誇っていました。
城見ヶ丘駅から1つおいて2つめの駅が、風そよぐ谷国吉駅です。
ここもホームから花がたくさんあって、心が和みます。
花たちもムーミン列車のかたちのプラントに植わっています。
風そよぐ谷国吉駅には、実は日本の駅ではここだけのものがあります。
駅なかムーミンショップ 「ぶぁれーうぃんず」です!
ぶぁれーうぃんずとは、「風そよぐ谷」という意味です。
ここではたくさんのムーミングッズや、いすみ鉄道オリジナル商品などが販売されています。
思わずほしくなってしまう、かわいいぬいぐるみや文房具などがたくさんありました。
ぶぁれーうぃんずを目当てにいすみ鉄道に乗る人もいるらしく、この日もたくさんの人で賑わっていました。
大原駅は、JR外房線のJR大原駅と隣接しています。
この駅は乗り換えの人などで少し混雑していますが、駅舎を出ると静かな田舎の町が拡がり、駅前にはほとんど人もいませんでした。
パン屋さんや喫茶店が少しあり、客待ちのタクシーが3台ほど停まっています。
運転手さんも暇そうにしていました。
ちなみに大原駅は始発・終点駅なので、次の便までムーミン列車はホームに停まったままです。
列車の写真を撮るならおすすめの駅かもしれません。
列車の前で記念撮影をしている人も多く、旅行で来たという台湾のご夫婦はとても熱心でした。
最近海外からの観光客も増えていますが、いすみ鉄道に乗りに来る外国客もこれから増えてくるかもしれません。
外から駅舎を見ると、小さなかわいい駅です。
いたるところが、いすみ鉄道のイメージカラーである黄色になっていました。
飲み物の自動販売機もチャームポイントです。
ムーミン列車の黄色と、キハの赤い色合いに塗られています。
デンタルサポート大多喜駅ほどではありませんが、この駅の売店でもお菓子やいすみ鉄道グッズが売られていました。
こちらは、いすみ鉄道内のどの売店でも売っている「い鉄揚げ」です。
駅員さんに聞くと、売れ筋のお土産だそうです。
わたしも買って食べましたが、やわらかい歯触りのぬれ煎餅で、小さなこどもからお年寄りまで誰にもお勧めだと思いました。
カレー味としょうゆ味、チーズ味があり、どれもおいしいです。
使われている醤油は無添加なので、安心して食べられます。
終点の大原駅まで来ましたが、せっかくなので、今度は大原から下り列車に乗ってみることにしました。
車窓からの風景は上り列車で来たときと同じですが、何故か飽きることもありません。
自然いっぱいののどかな風景が拡がっているせいでしょうか?
菜の花はもちろん綺麗なんですが、それ以外の風景も平穏な光景であり、日頃の忙しなさから解放されるからかもしれません。
ムーミン列車というネーミングもうなずけるような、やさしい列車での旅を楽しむことが出来ます。
ほんのりと、桜もほころびはじめていました。
ときには対向列車とすれ違うこともあります。
こちらもやはり、ムーミン列車です!
ちなみに西大原駅と上総東駅の間には沼があって、「あるもの」がいます。
その手前に来ると、運転士さんが列車の速度をいくぶん落として、わざわざ車内放送でアナウンスします。
なんども来ている人は知っているのですが、初めて来た人はなんだろうと、車窓に顔を近づけて身を乗り出しています。(安全の為、窓を開けることはできません)。
林を抜けて視界が開けると、ついに「あるもの」が姿を現します!
……ムーミン一家です!
運転士さんのアナウンスがあるとはいえ、すぐに通り過ぎてしまいます。行ったときには、ぜひ見逃さないようにしてください。
カメラの準備もお忘れなく!ムーミンたちは少し列車から離れたところにいるので、ズームレンズで中望遠以上のレンズをつけたカメラがあるとよりいいです。
また、車窓の右と左、どちらに見えるかも大事ですね。混んでいるときは移動も容易でなかったりもします。
沼にいるこのムーミン一家は、大原行きの列車でしたら左側、大原からデンタルサポート大多喜方面に乗った場合は右側に見えます。お気に留めておいてください。
さて、再びの旅を経て、デンタルサポート大多喜駅に戻ってきました!
この駅はいすみ鉄道の中心でもありますし、大多喜町そのものが、いすみ鉄道沿線の中心でもあります。
歴史に詳しい人はご存じかもしれませんが、大多喜町には徳川幕府樹立に功績のあった徳川四天王の一人・本田忠勝がいました。大多喜駅には、発泡スチロール製の本田忠勝像があります。
また、先にも書きましたが、彼の居城だった大多喜城はこの町一番の見所ですので、ぜひ行ってみてください。
こちらが本多忠勝像です。
発泡スチロール製だと思うとびっくりしますね。
駅正面の観光協会の待合室には、手作りの甲冑がたくさん展示してありました。
駅を背にして坂道を下っていくと、江戸時代からの建物が残る「房総の小江戸」大多喜の町を見ることが出来ます。
大多喜町は人口1万人ほどの小さな町ですが、歩いているとやはり古い家並みが目にとまります。
こちらは重要文化財にも指定されている、江戸時代の商家のようです。
大多喜町では本多忠勝を大河ドラマに誘致しようと活動もしているようで、垂れ幕もありました。
忠勝は2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも登場していますね。
古い町並みの中を抜けて、菜の花を眺め、駅に停まっている列車も見学しつつ歩くのはとても気持ちがいいです。
歩くのはちょっと大変というときには、駅前の観光案内所にレンタサイクルがあります。
レンタサイクルは1日300円で乗り放題です!
いすみ鉄道1日フリー乗車券があれば、1日200円で借りられます。
また、坂道などで自転車を漕ぐのが大変という方には電動アシスト自転車もあります。
こちらは1日500円。
1日フリー乗車券を持っている方は1日400円で借りられます。
また、私は見ることが出来ませんでしたが、人力車もあるそうです。
こちらは要予約で、1時間3,000円です。
詳しくはWEBサイトでご覧ください。
https://www.otakikankou.net/観光本陣/
列車の中から眺める車窓の光景も素敵ですが、沿線から眺める風景もとても美しいものです。
車窓から見下ろしていた土手の菜の花は、線路脇からは見上げる形になります。
花の絨毯の上を列車が通るように見え、それがまた絵になる光景でした。
写真を撮ることに重点をおく方は、ぜひ車窓だけでなく沿線も歩いて欲しいなと思います。
通過していく列車は、かなりスピードを落としています。
ゆっくりと撮影を楽しめるのではないでしょうか。
わたしが行った3月下旬には、例年なら桜の開花も始まっていて菜の花とのコントラストが美しいといいます。
残念ながら今年は桜の開花が遅いようで、まだ咲いていないとのことでした。
3月下旬から4月上旬にかけての時期に行かれる場合、桜の開花予想もチェックしながら行くと、より素晴らしい景色を見ることが出来るかもしれません。
また、桜と菜の花の季節が終わっても、6月はあじさいが咲き誇るところを見ることが出来るそうです。
5月から6月は、新緑の季節でもあります。
秋には紅葉を愛でながら鉄道の旅を楽しむことも出来ます。
年間を通して、楽しみは尽きませんね。
大原駅の駅員の方が、城見ヶ丘駅周辺では、この時期から鯉のぼりを飾り付けている家が多いですよと言っていたので、ちょっと探してみることにしました。
駅は小さな無人駅です。
周辺は普通の住宅地ですが、やはりほとんど人の姿を見かけません。
駅には2人ほど人がいましたが、やはり観光で来られているのでしょうか、菜の花をバックに写真を撮っていました。
気をつけていないと駅だとわからずに通り過ぎてしまいそうですが、やはり駅には菜の花がたくさん咲いているので、それを見ていればすぐにわかります。
駅の菜の花は、他の場所以上に黄色が鮮やかで目に染みるように感じました。
ただ、駅の周辺も見て歩きましたが、ここでは鯉のぼりを見つけることは出来ませんでした。
5月の節句まではまだ時間がありますから、やはり少し早すぎたのかもしれません。
いすみ鉄道の各駅には、鉢植えにされた花々が手入れされて置かれていたり、駅の看板が手作りで綺麗に色を塗られてあったりします。
これらには大多喜高校の生徒たちも関わっています。
過去には、高校生たちが車内で音楽演奏会を開いたりもしたそうです。
このように地域の人たちとの距離感が近く、地域全体で鉄道を盛り上げていこうとしていることが伝わってくるところが、いすみ鉄道の良いところだと感じました。
いたるところに見られる手作りの素朴な雰囲気が、訪れた人が感じる暖かさにも繋がっているんですね。
総元駅はデンタルサポート大多喜駅から上総中野方面に向かって何駅か乗車したところにあります。
ここもデンタルサポート大多喜駅の観光協会の方から、景色も良いし滝もありますと教えていただいたところです。
駅舎もとてもおしゃれでした。
いすみ鉄道沿線には菜の花と桜の見所がいくつかあるのですが、この総元駅周辺が一番のお勧めなのだそうです。
残念ながらやはり桜は咲いていなかったのですが、菜の花が綺麗に咲いていました。
着いたときは少し夕日が差してくる頃だったので、夕日の琥珀色と菜の花の黄色がマッチしてより一層美しい光景でした。
駅周辺には住宅地がなく、家が散在している感じです。
畑や水田が良い雰囲気をかもしていました。
そして…城見ヶ丘で見ることのできなかった鯉のぼりが、なんとこの総元駅にはありました!
駅から、畑や田んぼの間を歩いて少し下りの道を通って行くと、川が流れている渓谷にさしかかり、そこに長い橋が架かっています。
その上から見ると遠くに水が段差になって流れているのが見えます。
これが滝のようです。
その滝の前に両岸からロープが張られていて、たくさんの鯉のぼりが泳いでいます。
これはなかなか良い景色ですね。
とくに男の子と一緒に行くと、とても喜ばれるのではないでしょうか。
ここは撮影ポイントでもあるようで、他にも写真を撮っている人がいました。
夕方になって少し日が陰り、心なし肌寒くなってきたので、再びデンタルサポート大多喜駅に戻りました。
夕方とはいえ、この駅にはまだまだ多くの人たちがいます。
駅弁を食べたいと思ったのですが、いすみ鉄道では完全予約制になっているそうです。
いすみ鉄道に乗りながら駅弁を食べたい、と思ったら、是非予約してから行ってください。
種類はいろいろありますが、個人的なお勧めは「ベジミール弁当」です。
いすみ鉄道沿線で採れる新鮮野菜や全国から取り寄せた無農薬栽培の食材を使ったベジタリアンのお弁当です。
いすみ鉄道のお弁当はどれも美味しそうですので、今度行ったときにはぜひ食べてみたいと思います。
売店ではすぐに買えるお菓子やお弁当が並んでいました。
お土産もここで買えます。
どら焼きが人気のようですね。
いすみ鉄道では、美味しい食事を食べながら車窓からの風景を楽しむコースも用意されています。
グルメ列車「レストラン・キハ」です。
「レストラン・キハ」はキハ列車やムーミン列車のテーブル席で、食事を味わいながら鉄道の旅を満喫していただこうという企画です。
『伊勢海老特急・イタリアンコース』『伊勢海老特急・お刺身列車コース』はそれぞれ完全予約制で、豪華な食事のほかにいすみ鉄道1日フリー乗車券、ドリンクやお土産がついたプレミアムなコースです。
対象は小学生以上となり、未就学児は同伴できないことにお気をつけください。
『伊勢海老特急・イタリアンコース』では、イタリアンレストラン『ペッシェ アズーロ ~青い魚~』のシェフによるイタリアンランチが提供されます。
料金は1人16,000円です。
出典: いすみ鉄道株式会社 公式HP
『伊勢海老特急・お刺身列車コース』は『九十九里ヴィラそとぼう』の料理長が豪快に調理した伊勢海老やアワビ、サザエを味わうことができます。
こちらは2名1組で30,000円です。
出典: いすみ鉄道株式会社 公式HP
一方、『スイーツ&ワイン列車』『和菓子列車』は、より気軽に列車内で味覚を楽しめる企画です。
いずれも1,000円で事前予約はなく、当日の販売のみとなります。
こちらはオプションのセットがないので、乗車券は別途購入する必要があります。
『スイーツ&ワイン列車』はシェフのおまかせスイーツとコーヒーまたはワイン、あるいはシェフのおまかせチーズとワインが味わえます。
『和菓子列車』では和菓子とぜんざいを楽しむことができます。
出典: いすみ鉄道株式会社 公式HP
いすみ鉄道沿線にはお食事どころもいくつもあって、いすみ鉄道社長ブログでも紹介されています。
また、デンタルサポート大多喜駅、大原駅などで各種お土産が販売されているほか、いすみ鉄道にはweb shopもあります。
今回はじめていすみ鉄道を訪れて思ったのは、大規模な観光地というのではなく、地域に根付いたローカル鉄道でありながら、観光客を惹きつける魅力を持っているというところでしょうか。
地域住民が一丸となって、鉄道存続のために頑張っているなあと感じました。
そして、大きな施設などがあるわけではないのですが、花や昔からの町並や、自然にうまく溶け込んでいて、首都圏から日帰りで楽しめる近さにありながらも、どこか非日常の世界を楽しめる。
ほんとうに疲れが癒やされるところだと思います。
いかがでしたでしょうか。
のどかな光景の中をのんびりと走る、ムーミン列車と共に過ごす休日。
日帰りでもゆっくりと行けますし、お子様たちはもちろん、大人にも嬉しいいすみ鉄道の旅。是非次の家族旅行の行き先として、検討してみてください。
●いすみ鉄道株式会社
〒298-0216 千葉県夷隅郡大多喜町大多喜264
TEL 0470-82-2161 FAX 0470-82-2249
●運行時間
始発
5:36(デンタルサポート大多喜駅発上り)5:25(デンタルサポート大多喜駅発下り)
終電
20:39(上総中野駅発上り デンタルサポート大多喜駅行
21:07(大原駅発下り デンタルサポート大多喜駅行)
●公式サイトhttp://www.isumirail.co.jp