もくじ
ふなばしアンデルセン公園にある『子ども美術館』ゾーンでは、陶芸、木工、版画などのテーマに沿ったアトリエから選んでワークショップ体験に参加することができます。遊びを通じて創作体験をすることで自然と「学ぶ」楽しさを経験することができるのでぜひ立ち寄ってみてください。
子ども美術館ゾーンでは、各アトリエから好きなプログラムを選んで創作体験できることが魅力。
わたしたちは念願の「メルヘン石けん」作りのワークショップを体験しに、子ども美術館へと向かいました。
各アトリエ棟が並んでいます。
アトリエは、ワークショップ室、版画、食、染、織、陶芸、木、アンデルセンスタジオの8つ。
ワークショップ室、版画のアトリエ、アンデルセンスタジオの3つは「パフォーマンスゾーン」、食、染、織、陶芸、木の5つは「クラフトゾーン」と2つに分かれています。
プログラムは毎月変わりますが、大人から子供まで楽しみながら創作体験に参加することができます。
木のアトリエでは、木工作品を作る体験ができます。
入口付近に、それぞれのアトリエの発券機があります。
木のアトリエ内部には、スタンプや、色鉛筆など道具がたくさん。
さまざまな材料がたくさん揃っています。
室内には電気糸のこなどの工具などもたくさん用意されていました。
みなさん、思い思いに作品を仕上げていました。
土を手でこねながら思い思いにお皿やお茶碗がつくれるアトリエ「陶芸のアトリエ」。
ろくろなども使えるので本格的な陶芸体験ができるんだそうです。
食のアトリエでは簡単にできるお菓子から本格的なパン、ケーキに挑戦することができます。
もちろん自分でつくったものは食べることができますよ!
食のアトリエ前には、小さな畑もあります。
季節の野菜や、染のアトリエで使う藍などを育てます。
これらのアトリエがあるクラフトゾーンには、たくさんの休憩所が設置されています。
テーブルとイスが用意されているところもあるので、ランチをするのにもぴったりです。
畑の前に1階への階段通路があります。
パフォーマンスゾーンへはこの階段を使って行くことが出来ます。
ワークショップは、1階のパフォーマンスゾーンで開催されています。ベビーカーの方はスロープが用意されていますので、そちらを利用することができます。
入口から入ると、ホールの真ん中にアンデルセンにちなんだイラストのオブジェがありました。
フロント受付前に、各アトリエで製作された作品たちが展示されています。
木のアトリエで製作された作品。
ワークショップ室ので制作されたメルヘンせっけんの作品
陶のアトリエの作品。
最後は染のアトリエの作品です。
各アトリエの制作物をご紹介いたしました!
ワークショップルームに入ったら、まず券売機で希望するワークショップのチケットを購入します。
今回わたしたちは、メルヘンせっけんを作りたいというので、さっそく材料券を購入して、受付へ。
券売機でチケットを購入しました。
石けん作りは、1人500円です。
ワークショップ室受付で、券を渡し、申し込みをします。
混雑時は、ワークショップの席は相席になる場合も。
申し込み先着順のものと、受付を随時しているものがありますが、せっけん作りは、随時受付をしているので、自由に作れるのが魅力です。
では、まずは、せっけんを流し込む、型を選びます。
型は、「しずく型」「おはな型」「ほし型」の3種類。
流し込む石鹸の量は、どの型も同じ分量が入るそうです。
おはな型としずく型、どちらにしようか迷いました。
底の面積が大きい方が、子供には作業しやすいとのアドバイスをいただいたので、「しずく型」で作ることにしました。
それから、流し込んだ石鹸より上に飛び出したオブジェを作ってしまうと、飛び出した部分の石けんがすぐに取れてしまうので、流し込む石けんの高さより、下にパーツを作ります。
また、型によって、流し込むせっけんの分量の高さが違うので、分量目安が記されたカードももらいます。
おなまえ用紙は、仕上げをしてもらう際にスタッフの方に作品と一緒に渡します。
青、黄色、白、ピンクの4色から、5個せっけんを選べます。
ビーズも、2個までつけることが可能。
何を作るか考えながら、パーツ用の石けんなどを決めましょう。
ねんど石けんは4色用意されていますが、青と黄色を混ぜ合わせて、緑色にしたり、ピンクと黄色を混ぜてオレンジ色を作ることもできます。
青のねんど石けんを2個、ピンク、白、黄は一個ずつにしました。お花型のビーズと丸いビーズも用意。
ワークショップの作業台の上に、えんぴつ、楊枝、それから茶色のねんど石けんがおいてあります。
今回は、人魚姫を作りたいそうです。
なかなか難しそうだけど、大丈夫かな?
粘土で遊ぶ要領で、パーツを作り、組み立てていくことにしました。
手前の水色の石けんパーツは、人魚の胴体のサンプルを作ってあげる予定だったのですが、思ったより難しい……。結局、魚になりました。
子供のほうが粘土遊びに慣れているので、尾びれの付いた体の部分ができあがってきました。胸の貝殻はピンクで作っています。
体は白い石けんで作ります。
各パーツを組み立てて、くっつけていきます。
真剣そのもの!
茶色のねんど石けんは、主に人や動物の目などに使います。
目を作る場合は、楊枝で穴やくぼみを作り、その中に小さく丸めた茶色石けんを埋め込むようにして使います。
乗せるだけだと、仕上げの石けんを流し込む際に、固定していないパーツは流れたり動いてしまうからです。
上手に埋め込むことが出来ました。
口は楊枝で溝をつけて、ピンクの石鹸を埋め込みました。
周りの魚や貝などは、少しお手伝いしましたが、上手に並べて見事完成!
水色と黄色の2色を混ぜて作った緑色の石鹸は、昆布になりました。
花形のビーズは、人魚の髪飾りに。
残った石けんでヒトデなどをあしらって、型の中に並べました。
できあがったら、青いトレーに作品とお名前用紙を添えて、こちらの「仕上げコーナー」に持っていきます。
スタッフの方が、仕上げに透明な石けんを、流し込んでくれます。
係りの方に渡してから、だいたい30分くらいの待ち時間があります。
作業が終わったら、石鹸がたくさんついた手はきちんと洗いましょう。
ワークショップ室には、手洗い場もちゃんと完備されています。
水道の蛇口に手が届かない小さい子には、踏み台が用意されています。
置いてある石けんはメルヘン石けんで作ったものと同じ石けんが用意されていました。
さて、いよいよ、指定された出来上がり時間になったので、ワークショップ室の「おわたしコーナー」へと向かいます。
自分の名前をスタッフの方に伝えると…
透明な石けんを流し込んでもらった出来上がりです!子どもも大満足です。
このような袋と一緒に、石けんを型から取り出す際の注意書きも一緒に受け取ります。
受け取った時点では、スタッフの方から「まだ完全に固まっていないので、取り出さないように。
おうちに帰ってから取り出しましょう」と言われましたので、持ち帰り用のビニール袋に入れてもらいました。
型はプラスチックですので、落としたりすると割れてしまう可能性もあるそうです。
アンデルセン公園の思い出とともに、大事に持って帰ることにしました。
帰宅後、型から取り出してみました。
ソフトな色合いでかわいく作ることができて、大満足です。
「もったいなくて、使えない」と言っていましたので、しばらくは飾っておこうと思います。
メルヘン石けんの仕上げの待ち時間が20分~30分間ありましたので、せっかくですから、子ども美術館内を散策してみました。
ワークショップ室のもう一つの部屋では、お絵かきやスタンプを押すだけの手軽なカンバッチ、キーホルダー作りなどができる、版画のアトリエがあります。
小さな子どもでも楽しめそうです。
スタンプをぺたぺた押しながら仕上げることができます。
タンブラーやバッグなどにも、スタンプを押して自分だけのオリジナル作品が作れます。
美術館B1階の地中館は、紙や空き缶で作られたアート作品やモビールアート作品の展示スペースです。
幻想的な世界を創りあげています。
細部まで繊細に造られていて、夢の世界の中にいるような気持ちになります。
B1階には、テーブルとイスが設置された休憩室があります。こちらで食事をすることができます。自動販売機などもありますので、ちょっとした休憩にも使えます。
アンデルセン童話の物語に登場する役になって、劇に参加することができます。
役決めをしたら、衣装を着て、フェイスペインティングで変身します。
劇場があるアンデルセンスタジオの入口。
いかがでしたでしょうか?
ふなばしアンデルセン公園の子ども美術館ゾーンではさまざまな創作体験ができる場所。
親子で楽しみながら子供たちの創造力をおもいっきり伸ばしてあげてみてくださいね!